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便秘と下痢の原因
便秘と下痢の原因は以下のように、生活習慣や食生活、ウイルスや細菌、ストレスなど多岐にわたります。しかもこれらの要因が個々に便秘・下痢の原因になるだけでなく、複雑に絡み合って症状を引き起こす場合もあります。
便秘の原因
- 食物繊維不足
- 水分不足
- 運動不足
- ストレス
- 鎮静剤・抗うつ剤などの薬の副作用 など/li>
下痢の原因
- 食中毒
- 感染性胃腸炎
- 高脂肪食
- 新鮮ではない食品の摂取
- ストレス
- アレルギー反応 など
隠れている可能性がある病気
一時的な便秘や下痢は何か大きな病気に繋がっている可能性は高くありません。しかし症状が持続的であり、便秘と下痢だけでなく、腹痛や膨満感、血便や発熱などの別の症状が見られる場合は、以下のような病気が隠れている可能性があります。
大腸ポリープ
大腸の内側にできる小さなポリープは、時に便秘の原因になることがあります。これらが大きくなると、便通を妨げる可能性があります。
潰瘍性大腸炎
大腸の内膜に潰瘍ができる大腸炎の1種であり、便秘や下痢などの症状が見られることがあります。原因がわかっておらず、国が指定難病に認定している病気です。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの不足は、便秘の原因になることがあります。同じく、国が認定している指定難病の1つです。
過敏性腸症候群 (IBS)
腸の運動異常や過敏性があり、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などを引き起こす病気です。こちらも、国から指定難病を受けています。
クローン病
消化管のどこでも炎症が起こり、下痢や腹痛が続く病気です。明確な原因は不明で、国が指定難病に認定しています。
こんな時には近くの医療機関へ
これらは放置すると、大腸がんや腸壁に穴が開く穿孔、腸管内の血管からの大量出血など、命に関わる事態を招くリスクのある病気でもあります。そのため次のような症状が見られる場合は、できるだけ早くクリニックや病院で検査を受けることをおすすめします。
- 便秘や下痢が長期間(数週間以上)続いている
- 強い腹痛・突然の激痛がある
- 血便が出ている
- めまい、強い喉の渇き、尿量の減少など脱水症状が現れている
- 発熱、めまい、嘔吐、意識の混濁など、便秘と下痢以外の症状が現れている など
便秘・下痢を予防するには
前述の通り、便秘や下痢には様々な原因があります。そのため、少しずつでも生活習慣や食生活に工夫を加えていくことで予防効果が期待できます。
便秘を予防する方法
食物繊維を摂取する
野菜、果物、穀物、豆類などの食物繊維を十分に摂取することで、便のかさを増し、腸の動きを促進します。
水分を十分に摂る
水分をしっかり摂取することで、便の柔軟性を保ちます。まずは1日に約2リットルの水を飲むことを目標にしましょう。
適度な運動をする
日常的な運動は腸の運動を促進し、便秘を予防します。ウォーキングやストレッチなど、穏やかな運動も効果的です。
ストレスを軽減する
ストレスは腸の動きを鈍らせることがあります。リラックスする時間を作り、ストレスを減らすことが大切です。
下痢を予防する方法
清潔な衛生環境を保つ
手洗いをこまめに行い、食品を適切に調理して食中毒を予防します。
バランスの取れた食事
脂肪分の過剰摂取や新鮮でない食品を避け、健康的な食生活を心がけます。
アレルギー対策
自身の食品アレルギーや不耐性を理解し、その食品を避けることで下痢を予防します。
適切な水分摂取
脱水症状を防ぐために、水分をこまめに摂取することが重要です。