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胃もたれの原因
- 胃が重く感じる
- 胃の辺りが苦しい
- 食べ物が消化されていないように感じる
- 夜中、胃のむかつきで起きてしまう
- 胃に膨満感がある など
こうした感覚を胃もたれと呼びます。原因として考えられるのは、以下の4点です。
食べ過ぎや食事内容
大量の食事や高脂肪、高カロリーの食べ物を摂ると、胃の負担を増えて消化不良を起こすため胃もたれの原因となります。
胃の消化機能の低下
加齢や特定の病気によって胃の消化機能が低下すると、食べ物が胃内でうまく分解されず、胃もたれを引き起こすことがあります。
胃酸の逆流
胃酸が食道に逆流すると、胸焼けや胃もたれを引き起こすことがあります。
ストレス
ストレスは胃の働きを乱し、消化器系の問題を引き起こす可能性があります。
喫煙やアルコール
過剰な喫煙やアルコール摂取は胃の粘膜を刺激し、胃もたれを引き起こすことがあります。
隠れている可能性がある病気
大半の胃もたれは一時的なもので、時間の経過に伴って治るものです。しかし胃もたれの症状が持続する上、他の症状が現れるような場合では、以下のような病気が隠れている可能性が考えられます。
胃潰瘍
胃の内側の粘膜がダメージを受け、潰瘍(組織がえぐれたようになった状態)が形成される状態です。適切な治療が行われずに胃潰瘍が進行すると、胃に穴が開く穿孔や、潰瘍が血管に到達することによる大量出血など命に関わる症状を引き起こす可能性があります。
逆流性食道炎
食道と胃の繋ぎ目にある下部食道括約筋という筋肉が緩むことで、胃酸が食道に逆流し、炎症を起こす病気です。この病気は胸焼けや胃もたれを伴うことがあり、長期間続くと食道の炎症や損傷が生じる場合もあります。
胃炎
胃の粘膜が炎症を起こす状態です。これはウイルスや細菌への感染、長期間の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用などによって引き起こされることがあります。
胃がん
胃もたれが慢性的に続く場合や、他の症状(消化不良、体重減少、胃痛など)と併発する場合、進行性の胃がんの可能性が考えられます。
こんな時には野本内科へ
知らない間に前述のような病気を進行させないために、次のような状態が見られる場合は「単なる胃もたれだから」と放置せず、医師に相談することをおすすめします。
- 胃もたれが数日間〜1週間以上続いている
- 胃もたれに加えて、胃痛、吐き気、体重減少、血便などの症状が現れている
- 胃もたれが原因で仕事や日常生活に支障が出ている
- 新しく服用し始めた薬が胃もたれを引き起こしている可能性がある など
神戸市灘区・六甲の野本内科では、内視鏡検査(胃カメラ)や超音波検査(エコー検査)のための機器を導入しており、万が一何かしらの病気が疑われる場合にも必要な検査が実施できる体制を整えています。
胃もたれにお悩みの方は、ぜひお気軽にお電話にてお問い合わせください。
胃もたれを予防するには
一時的な症状だったとしても、やはり胃もたれは辛いものです。胃もたれを予防するためには、次の方法が効果的です。
食事管理
食事をゆっくりとよく噛んで摂ることが重要です。また一度に大量に食べるのではなく、軽めの食事を数回に分けて摂ることで胃への負担を軽減できます。また、高脂肪や香辛料の多い食べ物、酸味の強い食品などを適度に制限することも大切です。
適量の飲酒と禁煙
飲酒と喫煙による胃もたれを防ぐために、アルコールの量を調整したり、禁煙をしたりすることも効果的です。
ストレス管理
ストレスが原因で胃もたれが起きている場合は、リラクゼーション法や適度な運動などが症状改善に役立ちます。
食事と就寝の間隔
就寝前の食事は胃もたれの原因になる場合があるため、就寝直前の軽いおやつなどを控え、食事と就寝の間隔を数時間空けることも予防効果が期待できます。
適切な姿勢で食事を摂る
消化が悪くならないよう、食事を摂る際は背筋を伸ばし、ゆっくりとしたペースで食事をすることも胃もたれを予防してくれます。